2011年07月29日

A発症「統合失調症リアルストーリー」

翌日、正午位、遼の住むアパートまで自転車で向かう。爽やかで穏やかな日ではあるけれど日差しはなく薄曇の天気でした。
何かが起こっているということは予感しているのだけれど、比較的楽観的な性格もあってか、それほど深刻がってもいませんでした。私のアパートからだと自転車で10分もかからない距離。頻繁に遊びに行っていました。ピンポーン♪玄関前で待ちますが、応答はありません。鍵がかかっているようです。自転車はあるので、歩いて出かけたのでしょう。どうしようかな?かえろうかな。でも、前述のこともあったのでしばらく待つべきだという気持ちになりました。
待つこと10分くらいでしょうか。ずっと向こうの方から歩いてくる人影が見えます。アパートの前は長い直線の道路になっていてほとんど車の通りはありません。道路の脇には歩行者専用の部分がありその道沿いにしっかりとした足取りでこちらへ向かってきます。多分遼です。ショルダーバッグを肩からクロスしてかけているいつものスタイルです。間違いありません。特に変わった様子も見受けられません。「どこ行ってたんだよ?」「警察」「何しに?」「ちがうちがう・・・」何か(犯罪などを)やってしまったのだろうか。よくわからないなあ?と思いながらも部屋に入ります。


当時(2009年3月くらい)はちょうどリーマンショックがあり、株式市場、外為市場は大混乱していた時期です。私たちはデイトレードに勤しんでいた時期でもあります。後になって考えてみればこれがストレスとなり、病気を引き起こしてしまったのではと思ったりもします。
このストーリーは実際にあった話を基にしておりますが、名前は仮名を使用しております。
posted by 精神疾患予防回復トレーナー・フリーライター at 11:31| Comment(0) | 統合失調症リアルストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月26日

発症「統合失調症リアルストーリー」

それはなんでもない爽やかで穏やかな日だったと記憶している。
めったにないオヤジから連絡があった。
「電話くれって野田くんからでんわあったよ。」
「え?」意味が分からなかった。どういうこと?全然わからない。
野田くんっていうのは遼(弟)の中学時代からの親友だ。話したことも一度くらいしかない。
なんでその親友が俺に?何用だろう?訝しげに思いながらも伝えられた電話番号に
かけてみた。
「もしもし、遼の兄の大貴ですが・・・」
「もしもし野田です。あの、昨日遼に会ったんですけども様子がおかしかったから連絡してみてもらえませんか?」
「あ、はい。わかりました。ありがとうございました。・・・」
なにがなんだかさっぱりわからなかった。一体何が起こっているのか?
様子がおかしいってどういうこと?もう六時を回っていたのでとりあえず携帯で連絡を取ることに
した。「もしもし・・・。」
「なんか騒がしくない?」「え?」「野田から電話あったぞ」「なんか騒がしくない?」
「え?」そこで通話が途切れてしまった。
もう一度かけ直してみたものの電話を取らない。
直接出向くことも考えたが、あすは休暇なので明日直接行ってみようと想い、
眠りにつくことにした。(つづく)


このストーリーは実際にあった話を基にしておりますが、名前は仮名を使用しております。
posted by 精神疾患予防回復トレーナー・フリーライター at 22:43| Comment(0) | 統合失調症リアルストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする